これが不起訴なら何がレイプなんだ
強姦など女性に対する悪質な性犯罪で、5度も神奈川県警に逮捕されたあの慶応大学の学生(22)に対し、なんと横浜地検は不起訴の判断を下した。 不起訴ー何もしてないのと同じ。犯罪には問われなかったということだ。
共犯の慶応大生ら3人も不起訴。
しかしこの性犯罪者をまた野放しにするのかと、ニュースを伝えるネットは炎上している。
最初の逮捕は昨年9月、ビルの物陰で泥酔した女子大生を強姦し、その直後、倒れたこの女性を蹴りつけるなど、暴行、110番通報された。
そして余罪か続々と…だった。
当然、起訴されれば懲役10数年はくる事案だか、不起訴では即、釈放となっただろう。
被害者女性にとって裁判も恐怖となる
ネットではこのクズのバックに大物政治家がいるのか?とか、祖父や親が資産家なのでカネの力で不起訴にしたなど、大騒ぎだが、私は被害者との間で示談が成立、被害者が罪に問うことを求めなかったのではと、みる。
まず男は、自身も泥酔していたから全く覚えていないなど、犯行を否認したのは間違いない。
そして女性は、男が起訴され裁判になり、自身が出廷することを恐れたのではと、思う。
強姦での裁判は、当然、被告の弁護士は被害者である女性にあらゆる質問を投げかける。この話しを自身の弁護士から聞き、尻込みする女性は実に多いという。
カネで示談でレイプが許される訳じゃない
結果、示談が成立、相手に罪を求めないため、不起訴となる。こんな話しは山ほど聞いた。
この慶応大学生は実家が相当な資産家。私はこういう結果になるのを恐れていたが、やっぱりなという感じだ。
ネットでは警察や検察に対し、批判が渦巻いているが、警察に対しての批判は全くの筋違い。警察は追送検じゃなく幾度の再逮捕できびしく対応した。
そして横浜地検だが、内心忸怩たる思いだろう。起訴に至らなかったのは、被害者保護からだったのではと、推測する。
この男がまた野放しになったことにゾッとするし、慶応大学のこの学生への対応も気になる。
強姦罪と言われた強制性交や準強制生交は、今や親告罪ではない。
やはり起訴して断罪しなければ、こうした犯罪は後を絶たないし、カネを持っている人間は、示談という形で逃れることになる。
性犯罪に対し、もっと厳しい社会が必要。余りにも女性が軽視されている。
不快で嫌なニュースだ。
もりもと なおき