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番外地テレ東が大学生の希望トップに。毅然たる方針がgood!

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東京のテレビ局の中で、長い間、"番外地"と言われ、人気のなかったテレビ東京がなんとテレ朝、TBS、フジ、日テレを抑え大学生の入りたいテレビ局のトップになった。昔、バイトも断ったくらいだから、ただただ驚いている。

六本木にある素晴らしい本社ビル

難関メディアもバイトから潜り込む道があった

大学卒業後は新聞なら朝、毎、読の三大紙か通信社、東京のテレビ局などマスメディアに勤めたかった。
しかし当時はとにかく難関で、競争率はどこも100倍超。まともに受けたら私など合格することなど有り得なかった。

そこで先輩や友人の話しを聞いて実行したのが、こうしたメディアでアルバイトをし、一生懸命働いて幹部のメガネにかなったら、バイトから正社員に潜り込むという道だ。当時はこうしたパターンは珍しくはなかった。

バイトからの入社はやはり仕事にハンディがある

もちろん邪道だし時間はかかるし確実じゃない。難関試験を突破したキャリア社員のように出世はできない。それでも東京のメディアで働きたい気持ちの方が強かった。
結果、バイトをした2社で卒業後も3〜4年、バイトを続けたら正社員に昇格できる道は見つかった。しかしバイトの先輩たちを見ると、やはり入社しても希望の職種に確実につけないようで、私は断念した。

テレ東は東京12チャンネといい、東京タワー脇にあった

今考えたら厚かましい話しだが、いろんなメディアの人事部に電話をしてアルバイトに雇ってくれるよう頼んでみた。

バイトの募集もしていないから普通はダメなんだろうが大抵、どの会社も『いっぺん人事部に来てください』と。恐らく景気も良かったのかもしれない。

その中で一度、開局まだ数年のテレビ東京に行ったことがある。当時は東京12チャンネルという名前で、とにかく他のキー局に比べまだまだしょぼかった(失礼)
東京のテレビ局では番外地と言われていた所以だ。
当時の会社は東京タワーの真下の脇にあり、東京に住んでいても12チャンネルの番組はほとんど見たこともなかったかもしれない。

開局当時の社屋。今はスタジオとして使われている

本社六本木、日経新聞系列が強さの秘密

そんな訳で人事の方とお話ししたものの、バイトもお断りした。希望の報道じゃなくAD(アシスタントディレクター)みたいだったからだ。まあ、テイの良い雑用だったと思う。

しかし断ったのはそれ以上に、バイトから正社員に潜り込めるのか?ここで本当にいいのか?(失礼)と、逡巡したのだ。

しかしどうだ。その後のテレ東の目覚ましい発展は。国会議員になる前の小池百合子がキャスターを務めた『ワールドビジネスサテライト』は、エリートサラリーマン必見の経済ニュース番組になった。

テレ東時代の大橋未歩アナ(当時)
は女子アナ人気トップとなった


そして地味だった女子アナも大橋未歩が女子アナトップに君臨。何があっても自社ペースを崩さない毅然たる放送方針。本社も六本木に移転した。何より日経新聞系列が強さの秘密だろう。
今はただ、自分の先見性のなさに呆れている。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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