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痛みなく高精度の乳がん検査装置、神戸大が開発。待たれる実用化

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マンモグラフィーの痛みから女性を解放、かつ高い精度

女性に聞くとがん検診の中でも乳がん検診が一番嫌だという。あの乳房を思い切り挟むマンモグラフィーの痛さは尋常じゃないようだ。

がんの中でも極めて治癒率が高いと言われる乳がんだが、どうも有名人だけをみてもキャンディーズの田中好子さん、小林麻央さん、さくらももこさんなど、たくさんの方が命を落としている。

数日前は現職の衆院議員宮川典子さんが、乳がんのため40才の若さで亡くなった。

乳がんは発見さえ早ければ怖いがんではないが、あのマンモグラフィの痛さや、検査の不確実さも発見が遅れる要因かもしれない。

わずか0.5ミリのがんも発見可能!400人でも見落とし無し

そんな中、神戸大学の渡辺健次郎教授(応用物理学)らが痛みやX線による被ばくリスクのない検査装置を開発したという。

開発した木村教授・写真は東京新聞


微弱な電波(マイクロ派)を患部に当て、乳がんの立体構造をモニターに画像化することで、乳腺組織の密度が高い高濃度乳房での見落としも抑えることができるという。

来年、国内承認を得て、2021年の販売開始を目指すが、1台3000〜5000万円と、比較的安価。1日も早い実用化が待たれる。

マンモグラフィーでは乳腺もがんも白く写ってしまい、高濃度乳房での区別は難しかった。また超音波検査も深い場所にあるがんは見つけにくかった。

しかしこの装置の凄いところは、わずか0.5ミリ程度のがんでも発見可能。
これまで患者400人に臨床研究した結果、がんの見落としは無かったというから、まさに画期的だ。

実用化されれば一気に乳がん検診が増えることが予想され、早期発見に繋がることが期待される。

乳がんは増えており、女性の11人に1人がなり、66人に1人が死亡する。しかし早期発見できれば10年生存率は90%以上と、治癒率の高いがんと言われる。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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