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結愛ちゃん虐待死。父親は殺人罪で起訴しない限り懲役は最高20年まで

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船戸雄大、保護責任者遺棄致死罪では必ず出てくる


東京目黒区のアパートで、船戸結愛ちゃん(5)が虐待の末に死亡した事件で、継父の船戸雄大容疑者(33)と妻の優里容疑者(25)が保護責任者遺棄致死容疑で再逮捕されたが、その後、結愛ちゃんを死に追い込む壮絶な虐待の事実が次々と浮かび、極刑を求める声が高まっている。

警視庁は暴行で死亡した可能性もあるとみて、殺人も視野に入れたが、死因低栄養状態での肺炎による敗血症と判明。暴行と死亡との間に直接的な因果関係は認められず、保護責任者遺棄致死容疑での立件となった。

これだと起訴されても懲役3年〜20年。これまでは子を虐待死させたクズ親でも10年に満たない刑期で出てきたケースが大半だ。

しかし本件は、残酷な虐待の実態が次々と明らかになっており当然、船戸雄大には最高の20年が求刑されるのではと思います。でも殺人罪に問われない限り、死刑求刑はできないのが現実だ。

以前、子どもを放置し衰弱死させた父親に殺人罪が適用されたこともありました(求刑懲役20年、判決同19年)

結愛ちゃんの場合、親が低栄養状態にし、劣悪な環境での絶え間ない船戸の暴行が死因の全てではないんだろうか。


殺人罪の適用を


保護責任者遺棄致死の場合、死亡させたことはどう考えても結果的加重犯。その結果に故意がある場合は、行為の態様によっては不作為による殺人罪を成立させることは可能。結愛ちゃんが死に至ったのは限りなく船戸の故意によるもので、私は全然、殺人罪の適用は無理なことではないと思います

検察には何とか殺人罪で起訴してもらいたいと、世論は切に願っているはずです。

絶え間ない暴行。モデル体型にするという詭弁で食事をあげない。朝4時に自分で起床、書き取り。真冬に裸足でベランダへ。キチンとできないと言っては冷水を浴びせる。全く外へ出さない。最後は自力でトイレも行けないほど衰弱していた

結愛ちゃんの痛み、苦しみ、絶望感を思うと、船戸雄大を極刑にすることは、一部人権派弁護士以外、みんな願っているのではないだろうか。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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