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自分にとっての、パワースポットとしての早稲田という存在

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自分にとってのパワースポットはありますか?


神社・仏閣にパワーを求める人は多い。たまたまその時代は、尊敬しかねる変な神主やなまぐさ坊主であったとしても、建立から気の遠くなるような長い年月、延べ何百万人もの人々が訪れ、柏手を打ったり深く頭を下げ、手を合わせた場所だ。

人々の神々への強い思いと念がその場に籠り、不思議な力に溢れている。間違いなくパワースポットだろう。

そういう意味では学校だってパワースポットになり得る。創立者に高邁な理想があり、長い歴史があり、その歴史のなかで様々な学生が集まり散じる。キャンパスには多くの仲間の夢や理想や熱い思いが幾重にもこもるのは必然だ。

私にとって早稲田は間違いなく自分のパワースポットだ。特に大隈講堂がそう。卒業から40年。上京し時間があれば立ち寄り、講堂の冷たい石積みの壁にそっと手を触れてくる。

悩みのあった時は心がスッとしたし、これから頑張らなければならない時なら、からだの中に大隈講堂から不思議なパワーが注入され、何か気持ちに、いいようのない高揚感が湧いてくる。

大隈重信さんのパワー、そして卒業生64万人の熱い思いが染み込んでいるからだろう。

高校時代憧れた早稲田。私は成績も良くなかったし、生活費も自分で賄わなきゃならなかったので、当時はまだ夜間部で比較的易しかった社会科学部に入った。

アルバイトも大変で良い学生とは言えなかったけど、良い友と出会い、素晴らしい恩師と出会い、そして将来に繋がる人々と巡り合うことができたのも、全て早稲田のおかげだった。

新聞記者として政治家として40年を過ごした。いかにも早稲田っぽい生き方、人生を歩んできたが、これからも、まだまだパワースポット大隈講堂に触れたくなる時は、きっとあると思う。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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