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菅・小池会談『65才以上…』云々にこの国の政治家の限界を見た

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二兎を追う者は一兎をも得ず。子どもでも知ってる格言だが、今の菅政権は理解ができないようだ。Go Toトラベルの継続について話し合った菅・小池会談の結論、『65才以上の基礎疾患のある人は自粛』というバカバカしい結論に、今の政治と政治家の限界を見た。

二兎を追い続ける菅政権の愚かさと政府の無力

この格言の意味は分かっている人がいても安倍政権時と同様、怖くて口に出せないのだろう。自分の議席を守るのが、今の大多数の自民党議員には最重要課題だから。

とにかくGo Toトラベルに対し、大半の医師や感染症の専門家らが強い危機感を示している。

政府はGo Toの旅行での感染は、わずか200人程度としているが、全く調査データの根拠さえ曖昧だ。科学的、医学的な調査を行った訳ではない。

医師や専門家、多くの国民が危惧しているのは、旅をして感染云々じゃなく、第三波の感染拡大のさなか、政府がこうした施策に旗を振り、国民のコロナに対する警戒心が完全に緩んでいることなのだ。
旅行で感染するしないなど、枝葉末節な話しではないのだ。

菅・小池会談が出した驚きのバカバカしい結論

そして大阪、北海道に続き、肝腎要の東京の扱いが注目されたが、やっと菅ー小池会談が。

しかしながらGo Toの東京の扱いは、『65才以上の基礎疾患のある人は利用を自粛』という、全くバカじゃないのかと思える結論だった。これが総理大臣と東京都知事なのだ。

こんなファジーなものでは、感染の拡大を抑えるのに1ミリも効果はないだろう。小池知事は東京を対象から除外することを求めたというが、菅首相に押し切られたようだ。

しかしこれだって2人のやり取りを聞いてないから、私は全く小池知事の釈明は信用していない。

記者の囲み取材に応じる菅首相

経済のV字回復は感染を完全収束させること

感染を完全に封じ込めた国は経済も見事にV字回復している。
つまり感染も抑え、経済も同時に回復させるなどあり得ないのだ。二兎を追う者は一兎をも得ずなのだ。

このままだと多くの国民の命と健康がウイルスに奪われ、経済も間違いなく破綻の一途を辿る。

クレバーで利権など縁の無い、まともな強い政治家はいないのか。

もりもとなおき

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morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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