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輪姦女性は皆の"公共物"。罪は消えない"スーフリ和田サン"の懺悔録

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"和田サン"が語るスーフリの罪深さ

早稲田の強姦サークルと言われたイベントサークル・スーパーフリー代表で昨年6月、懲役14年の刑期を終え出所した『和田サン』のインタビュー記事が週刊新潮に掲載されているが、改めて彼らが当時犯した所業に戦慄を覚えざるを得ない。

"和田サン"は自らの罪の深さをずっと肝に命じ、残りの人生を贖罪のために生きるとしている。
そしてそのためにも当時のことを詳しく、正直に語っておかなければと、考えたようだ。
しかしまた自分を思い出し、改めて傷つく女性がいるかもしれないのは心配で、慚愧に耐えないとしている。

当時の"和田さん"

スーフリ事件では強姦で14人が起訴された。たったの14人だった。なぜたったか⁈和田さん自身が多くの大学の女子大生200人〜300人に性的暴行を加え、輪姦だったと証言しているからだ。

立件されなかった、逮捕、起訴を免れた相当多くの元"仲間たち"が、何食わぬ顔で社会に出ているはずだ。

起訴は14人、大半が逃げ切り社会へ

一流と言われた大学が多かったから、大半が一流の企業にいると思われる。
和田サンも出所してすでに8ヶ月が経つが、『みんな私とは関わりたくないんでしょう』と言うように誰ひとり、連絡もないという。

『出所したら自分が息子を殺す』と言っていた父親はじめ家族の姿も見ていないという。

スーフリの酷さは女子大生に強い酒を飲ませ酩酊させたうえで、大勢で順に強姦するという、卑劣なものだった。だから起訴内容は準強姦となっている、

"和田さん"は元々、輪姦は好きではなかったというが、『リーダーの自分だけいい目をするのは申し訳なかったから』と、当時、輪姦に及んだ理由を説明している。驚きの理由だ。

輪姦女性はみんなの公共物

あと驚きだったのは、"輪姦する女性はみんなの公共物"みたいな感覚があったというから、女性を単なるセックスの道具としてしか見ていなかったのが分かる。

まさに皆んなで渡れば…の感覚で、犯罪を犯しているという、罪の意識は希薄だったんではないだろうか。

しかし輪姦に持ち込むまで、グループでそれぞれ役割があったというから、極めて悪質な性犯罪組織として確立していたんだろう。

彼は3件の準強姦罪で起訴された。取り調べ段階では合意を主張したこともあったが、直ぐに崩れた筈だ。
輪姦した後の女の子のなだめ役の女子大生までいたというから、グループは完全に確信犯だったと思う。

性犯罪には厳罰が不可欠

"和田サン"はかつての女性たちが被害を思い出して吐いたり、満員電車で過呼吸になっている話を聞き、自分がやったことの罪深さが分かったという。

そしてこうして週刊紙に名前が出ることで、かつての被害者から訴えがあれば、少しずつでも慰謝料を払いたいとも話す。
今は篤志家の元で刑務所で取得した資格を活かして働いているという。

今回の週刊新潮の和田サンの懺悔告白を読み、やはり性犯罪には厳しい懲役刑が大切だと感じた。

これに対し最近、慶応大学の学生が強姦などで5回も逮捕されながら不起訴になったニュースは、多くの人が憤りを感じている。
裏で多額の示談金を支払うことで示談に持ち込んだのかもしれないが、やはり検察は示談とは別に事件処理すべき。

 

今回の自身の罪を悔い、猛省している"和田サン"のインタビュー記事を読み、性犯罪には厳罰で臨むのは不可欠と、実感した。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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