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週刊誌が危機的状況。文春砲も部数減に歯止めかからず。新聞系は壊滅

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輝き失った誌面。売り上げ減に歯止めかからず

相当、減っているのは分かっていたが、ここまでとは!週刊誌好きなので心配している。
新聞や雑誌の実際の売り上げ数を示す、日本ABC協会が調べた週刊誌の売り上げ部数を聞き、あまりの少なさに驚いた。
文春砲でずいぶんと目立ち、てっきり独り勝ちと思っていた週刊文春さえもダウンだから、あとは押して知るべし。

確かに以前は週刊誌は毎週、4冊は買っていた私も、いつの間にやら1冊も買わなくなっている。減るはずだ。

時代の流れ、活字離れ、ネットの普及などの要因は多々あるが、『面白くない。インパクトのある硬派の特ダネがほとんど無い』のも、大きな要因だろう。

■文春がわずか33万部とは!

ABCがまとめたことし上半期の売り上げによると、トップは週刊文春の33万5656部だが、前年比90.13%だった。
これだけ文春砲ともてはやされたのに、なんと10%もダウンしている。
2位はライバル週刊新潮で25万1403部。101.64%で、わずかだが全ての週刊誌の中で唯一、部数を増やした。

 

■団塊相手のポスト、現代も苦戦続く

次のライバル対決は3位のポストが21万1336部で97.24%、現代は昨年比79.15%まで落ち込み、20万9725部と、週刊ポストに抜かれた。

この両誌は団塊世代を中心に絞っているのかシニア世代向けの回春特集、薬特集に熱心だ。しかし読者としてはともにマンネリ感は否めず。部数減に歯止めは全くかかっていない。

 

■フライデーはわずか9万部

あとフライデーはわずか9万2112部でこれも73.06%と激しく減った。喫茶店でしか見ないが、特ダネはせいぜい二流芸人のスキャンダル。
今さらヌードやセミヌードグラビア満載では、買う人はいないだろう。
かつてのように硬派のスキャンダルを暴いて欲しい。

他には週刊プレイボーイが前年比92.01%でわずか7万9675部。中高時代、回し読みしたのが忘れられない。
新聞社系は週刊朝日が7万7451部、サンデー毎日が4万3607部と、ともに約5〜15%も減らした。哀れだ。

 

文春100万、新潮70万!こんな時代もあったのに

私の古い認識だと、文春100万部、新潮70万部、現代、ポストが50万部…そんな感じだった。この4誌を買う週も多かったのを覚えている。

しかし現状は本当に燦燦たる状況だ。恐らくどこも増える要素はなく、これから廃刊に向かって歯止めがかからないかもしれない。
週刊誌には新聞記者より根性の座ったフリーランスの記者がたくさんいた(いる)。もう一度、内容で勝負して復活して欲しい。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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