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遠く地方から東京へ行く意味と効用とは

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東京の空気感を味わうことに意味があると思う

東京は大好きだ。田舎にいると普通はそうそう行く機会はないかもしれないが、昔から上京し空気を吸うだけでも有意義だと思っていた。

議員時代は視察、研修などで度々、行く機会があった。
霞ヶ関の省庁は毎回、アポを取って2〜3ヶ所は個人でも訪問し、徳島県の施策に役立つたくさんの勉強や知識の吸収をすることができた。
ひじょうに優秀な皆さんから学び、意見交換したことは、リアルに充実感があったものだ。

若手経営者やサラリーマンこそたまには東京へ

先日、徳島の若い経営者と話をした時、彼らは『やはり地元の周辺を見ても、頻繁に上京して何かを吸収してる連中は、凄く伸びている感じがします』と。

彼らは今、事業で成功し、徳島ではグングン伸びていると言われる若手だが、聞けば月に最低3回は上京している。
直ぐに自分の事業や目先の利益に結びつかなくとも、ネットなどでは手に入らない情報、人脈が東京で着実に構築されているようだ。

彼らは徳島の多くの仲間に同じような機会を持ってもらおうと、東京で仕事をする徳島出身の霞ヶ関官僚や経営者らと『勉強会』もつくり、積極的に活動を続けている。

首都から改めて地元を見つめ直すことが、どんな事業にも不可欠

やはりどんな仕事や事業をしていても、首都東京から改めて自分の住む地元を見た場合、いろんなことが分かるのは間違いない。

この若手経営者らを見れば良いお手本になると思うが、なかなかそれに気づかない若い人たちも多いのは残念だ。

私は何故か昔から妻にお尻を叩かれた。『新聞記者だったら空気を吸うだけで良いから、たまには東京に行ってこなきゃ井の中の蛙になるよ』と。

今は上京しても娘や息子の顔を見るのが主だが、それでも行く前にアポを取り、官僚OBや政治家、ジャーナリスト、頑張っている同級生と会うとモチベーションは上がる。
母校はやはり自分のパワースポットだ。

学びはもちろんだが、コンサートに行ったり、美術館に行ったりするのもいい。同じ映画だって銀座で観るとまた違う。
そして自分のモチベーションを上げることが一番の東京の効用かもしれない。

もりもと  なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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