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酷い癌にはなったが、神様は僕を見捨てなかったと勝手に思っている

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癌の闘病開始から丸1年が経ったことを昨日、ここに書きましたが、最悪の状況の中でも、私には少しツキが残っていたのかもしれないと、実は心から感謝している。

少しみぞおちが痛い…
普段なら『胃が悪いだけだ。そのうち治るだろう』と放っておくはずが、この時は変な胸騒ぎがした。
そして飛び込みで訪れた徳島市のK内科クリニックで内視鏡検査をしたのが昨年のGWの狭間だった。

『もう考える時間はないです!森本さん、直ぐ大学病院へ行きましょう!』。素人の私が見ても『これはあかん』と簡単に分かる大きく酷い癌潰瘍の画像を見て、K先生は言った。

そしてその場で徳島大学消化器外科に予約を取っていただいた。
素早い対応!このおかげで大学病院での治療のスタートを最短時間で切ることができたのだった。

その内視鏡検査から徳大病院入院、抗がん剤治療まで土日を挟んでもわずか5日だ。東京など大都市ではとても考えられない、迅速さだった。

実はそれまで何度も内視鏡とか胃腸の検査をした病院は他にあった。しかしその日に限り、誰に紹介れた訳でもなく、一度も行ったこともなかったK内科クリニックへなぜ私は行ったのだろう。

妻にもそれを聞かれたが自分でも分からない。何かに導いてもらったような気がして、仕方がないのだ。

そして普段は予約が多く内視鏡検査まで日数がかかるK内科クリニックだが、直ぐにできたのも、今考えると不思議だった。

大学病院での診断はステージ4。その時点では余命6ヶ月の宣告…転移もしていた酷い癌だから、本来なら極め付けに運の悪い話しだ。
でも何かひとつだけ大きなツキをいただいたのかもしれない。

なぜなら恐らくあの日あの時、K内科クリニックへ飛び込んでなかったら、徳島大学病院消化器・移植外科、島田光夫教授のチームに出会えなかったからだ。

やっぱり神様は最後にチャンスをくれたんだと、勝手に感謝している。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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