現在の感染爆発はGo Toに政府が旗を振ったつけだ
Go Toトラベルがコロナ感染拡大にどれだけ関係しているか否かは分からない。
しかしながら政府が大きな旗を振り莫大な予算を投入し、旅行を推奨したことが、コロナに対し国民の間に取り返しのつかない気の緩みを生み出したのは間違いない。
だからその意味でGo Toがもたらした国民の気の緩みが感染拡大の大きな原因のひとつになったと断言できる。

Go Toに胡散臭さ感じた国民が多いことを忘れるな
それと80%もの国民がGo Toをいったん中止することを求めたのは、感染拡大はもちろん、一部政治家と旅行業界の利権の匂いを感じたからだ。
感染が収束してからという約束を、なぜ破ってまで強行したのか。菅ー二階ラインが強引に推し進めたことに、国民の多くは胡散臭さを感じているのだ。
遅まきながら世論の声を受け、やっと12月14日、Go Toの一時中止を決めたが(実質は12月末まで続いた)が、この感染爆発の中、続いていたらと考えるとゾッとする。
飲食店だけに自粛を求め、果たして収束するのか?
今回の緊急事態宣言ではやはり飲食店が犠牲になるが、他は相当緩んでいる。
例えば11日に1万7000人も集めラグビー大学選手権が予定通り行われるし、横浜市も横浜アリーナなどでいつも通りの大成人式を挙行する。それも林市長が決めたというから驚きだ。この人物は神奈川県が緊急事態宣言の要請県であることを理解しているのか。
イギリスは2度目のロックダウンからわずか1か月後、3度目のロックダウンに突入した。国民がコロナ慣れで完全に気が緩み、2度目はほとんど効果がなかったのだ。
例外をつくったら、誰も緊急事態と思わない
やはりわが国も2度目の緊急事態宣言発令を有効なものとするため、ラグビー大学選手権を例外扱いにしたり、横浜市の成人式を放ったらかしにして良いのかと思う。
このままではイギリスの二の舞いで、次はより厳しい生活を余儀なくされるような気がする。
もりもとなおき