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2人が5億4000万円分の切手を金券ショップに。日本郵便公表せず

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大胆な犯罪に驚き。郵便局員2人が5.4億円の切手を横流し

現職時代は普通郵便を1000、2000通単位で出すことがあり、市内特別とか若干割安になるから料金別納扱いにしていた。
別納の印が入ったそんな封筒を自分で作っていたから、数えて料金を支払うだけだったように思う。

しかし今日の朝日新聞を読み初めて知ったが、実際に郵便局は切手を販売し切手で処理していたんだな。

そしてこの処理の段階で担当者が未使用の切手を盗み出し、金券ショップでさばいていたというから、びっくりだ。

そして見つかった職員は2人で、ひとりは芝郵便局で1億4000万円、もうひとりは神田郵便局でなんと4億円!それもわずか2014〜2016年の3年間というから、これは凄まじい犯罪じゃないか。

局員が切手を横流ししていた芝郵便局と神田郵便局

警察に届けもせず、内々に処理した日本郵便の隠ぺい体質

そしてさらに驚きは、計5億4000万円、これだけの多額盗難ながら警察に届けず、内部で内々に処理していたというから凄い組織だ。

発覚したのは共に2018年3月の日本郵便に対する税務調査から。日本郵便は2人に全額返済させたというが、弁償したら済む問題なのか?
今からでも当然、刑事告訴すべきだろう。
果たして3年間だけの問題かと、いうことだ。

別納として処理した切手は本来、使用済みの消印を押し、裁断処理する規則。2人は裁断処理せず、不正に持ち出し換金していた。

金券ショップでさらに第三者に販売され、流通したことになる。

東京国税局はこの分は、日本郵便の申告漏れと指摘

東京国税局はこの5億4000万円を日本郵便の申告漏れと指摘した。
日本郵便はことし1月から料金割引郵便物の料金別納について切手での支払いを全面的に廃止した。
当然、この2人の犯罪を受けての処理だろう。

日本郵便はこの不正事態を公表もしていないというから、隠ぺい体質にも驚かされた。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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