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2次会は高級クラブで豪遊し、会社に請求書を…

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社内外の会合は必ず私が幹事を任された。県内の若い支局記者ばかりの地方部で忘年会の時だ。遊んでない先輩、後輩も多いから、ひとつ徳島の夜の街の最高峰、『クラブ再会』でも連れて行ってやろうと考えた。

しかし会費ン万円と言えば誰も来ない。まあ、何とかなると考え忘年会の時、『二次会は再会!』と宣言し20人を連れて行った。もちろん事前に予約は入れていた。


とびきりの美女たちと狂喜乱舞し遊ばせて貰ったあと、私は『社の方に請求書を』と告げ、サインをして店を後に。みんなが喜んでくれたことに大満足だった。

そして1週間…総務局長"大島さん"から電話がきた。『私のところへ寄ってくれ』と。もちろん想定内。
やはり大島さんはかなりご立腹で第一声が『なんで君らが再会で遊んだ何十万もの清算を総務がするんや?』と。

これに私は『現場の記者は交際費もなく頑張ってます。一度くらい再会で遊ばせてやりたかったんです』

しかし大島さんは『あかん!アホ言うな。自分らで会費を集めろ!』
私『勝手に総務にツケ回ししたことは謝ります。しかし私も今さら会費集めなど不細工なことはできません』と。

そして同じフロアの経理部に大声で『再会の請求書回しますから、私の3月の期末手当で処理してください』
そして大島さんには『すみませんでした。猛省してます』と頭を下げ、背を向けると…
すると大島さんは『ちょ、ちょっと待て!何も君が一人で被る必要はない。しょーがねーな。今回だけだぞ』と、ン十万を処理していただきました。

大島さんは社内外で親分肌、太っ腹で有名だった。そして何より私のような若手が大好きであることを私は知っていた。
大島さん、ありがとうございました。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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