47都道府県の20代の若者に『今住んでる街に今後も住み続けたいか?』とブランド総合研究所が尋ねたところ、トップ3は福岡県、大阪府、北海道、最下位は私の住む徳島県だった。この結果を見て、47都道府県の魅力度や元気度、若者定住への施策の充実度がはっきりと浮かんできた。

大半の若者が住み続けたい福岡、大阪、北海道
こうしたアンケートに疑問の声もあるが、データは極めて豊富だ。アンケートはインターネットで行われ、1万5925人が回答した(一部を除き各都道府県から約340人)。
質問は「今後も住み続けたいと思うか」。回答は①ぜひ住み続けたい②できれば住み続けたい③どちらでもない④機会があれば他県に移住したい⑤すぐにでも他県に移住したいーの5択。それぞれ100点、75点、50点、25点、0点として全ての回答の平均を「定住意欲度」とした。
この結果、ベスト10は次の道府県となった。

若者に人気の道府県はだれもが魅力を感じる
私見だが、他の様々な魅力度アンケートと同様、福岡県、北海道、沖縄県はなるほどという感じだ。私自身、旅行に行っても相当な魅力を感じる。現実に沖縄は本土から移住し働いている若者と出会うことは本当に多い。
大阪府が2位は少し以外だったが、同じ四国の愛媛県がなんと5位で、以外というよりかなり健闘しているのが目を引いた。

東京17位は以外だが、生活がし難いのかもしれない
愛媛県は若者が定住する施策が進んでいるということだろう。徳島、高松、高知、松山の四国の4つの県庁所在地を比較しても、松山市は魅力度は飛び抜けていると思う。
あと若者が憧れる東京が17位、京都が19位とベスト10から漏れたのも以外だった。東京はやはり生活がし難いのかなと思う。
下位のワーストは次の通りだが、やはり簡単に言ってしまえば若者には魅力を感じない田舎ということなんだろう。

地方にあって愛媛県が5位と健闘は素晴らしい
四国は愛媛県が5位のほかは香川県が25位、高知県が34位だから、徳島県の最下位はダントツに低かった。宿泊客が全国ワーストの常連だが、地元に住む若者も魅力を感じていないんだろう。
政治や行政がやはり若者と向き合い、彼ら、彼女らのニーズを汲み取ることが必要だ。これは中高年層の責任でもある。
もりもとなおき