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3月30日になると毎年、必ず『フランシーヌの場合』を思い出す

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きょうは3月30日。この日になるとこの半世紀、ずっとこの歌『フランシーヌの場合』という歌が甦る。新谷のり子という反戦フォーク歌手の歌で恐らく毎年、この日になると自然に口ずさんできた。

1969年3月30日日曜日の朝、パリで女性の焼身自殺があった

歌はフランスパリに住むフランシーヌ・ルコントさんが、3月30日日曜日の朝、シンナーを被りパリで焼身自殺した実際にあった出来事をテーマにした。

歌詞に3月30日の日曜日/パリの朝に燃えた命ひとつ

とある

彼女はベトナム戦争やナイジェリアの内戦、ビアフラの飢餓に心痛めていたらしく、ときあたかも世界的に学生運動が拡大するきっかけとなったパリ5月革命の翌年のこと。抗議の自殺だった。
日本でも学生運動が吹き荒れた1969年のことだった。

歌った新谷のり子は学生運動の活動家だった

当時の新聞にもベタ記事だが、小さく報道され、この歌が生まれるきっかけになったようだ。
この歌がリリースされたのはその年6月だが、若者たちの心を揺さぶり、シングル盤80万枚の大ヒットになっている。

新谷紀子さんは元々、クラブ歌手だったが某セクトの活動家で、三里塚闘争に参加していたこともシンパシーを感じた者も多かった。

若者の行動や声が歴史を動かせた時代は確かにあった

若者たちの行動や声が歴史を動かしてチカラになる時代があったのだ。
毎日、ミャンマーのクーデター軍による弱い市民への虐殺が続いている。
ミャンマークーデター軍の後ろ盾といわれる中国政府による新疆ウイグル自治区や香港への人権弾圧も酷いものだ。

国として非難の声をあげ制裁措置をとることも重要だが、こうした暴挙に対して普通の市民の怒りの声をあげていくことも本当に大切なのだ。

"フランシーヌの場合はあまりにもおばかさん♫"と歌われたが、昔はこんなおばかさんが、たくさんいたんだと思う。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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