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国際機関IWCを脱退!外国の反感を買ってまで捕鯨は必要なのか⁈

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商業捕鯨再開へ。米やオーストラリアの反発必至

この国は大丈夫なんだろうかと思う。安倍政権はきょうIWC(国際捕鯨委員会)からの脱退を表明した。
捕鯨の是非をめぐってこう着状態に陥っているIWCでの議論に見切りをつけるということか。脱退すればIWCが禁じる商業捕鯨を北西太平洋で約30年ぶりに再開することになる。

脱退すれば、欧米やオーストラリアなど、クジラを守ろうとする多くの国や人々を敵に回すのは間違いなく、国際社会で激しい批判が高まるのは確実だ。
東京オリンピック、パラリンピックにも何らかの悪影響が出るかもしれない。

 

世界中を回って補助金をバラ撒いている安倍外交も、このことで国際社会に対し日本のイメージを貶めるメッセージを発したことになるのは間違いない。
そこまでしてクジラを食べたい日本人はどれだけいるんだろう。

 

日本が思う以上に世界の目は厳しい

日本人が感じている以上に世界は捕鯨に対し厳しい目を向けているし、歌山県太子町の残酷なイルカ猟も同じくだ。

世界セーリング大会に訪れた選手たちが、会場となる神奈川県で見せられたイルカのショーに、露骨に嫌悪感を示したことで良く分かったんじゃないか。
意のままにならないからと言って国際機関を脱退していては、国際的に孤立していく一方だろう。

政治主導に間違いないが、農水官僚らの働き掛けもあったに違いない。クジラ猟には莫大な税金も投入されるから、官僚らも深く関わっているのは間違いないだろう。

日本は現在、資源調査の目的で南極海と北西太平洋でミンククジラなどを年間約630頭捕獲しているが、脱退により南極海での捕鯨は国際条約上できなくなる。

脱退は来年1月1日までにIWC事務局に通知すれば、6月末での脱退が決まる。商業捕鯨は来年7月から日本の排他的経済水域や近海でのみ実施する見込み。

そこまでしてクジラをだれが食べたいのか?

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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