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7月初めは6人だった徳島のコロナ感染者、瞬く間に128人に

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徳島のお盆以降の感染者急増はやはり人の移動からか

お盆に比較的有名なラーメン屋に行ったら大阪や神戸のクルマがズラリと並んでいた。やはり県をまたぐ帰省は結構、いるんだなと感じたものだ。
関西方面へ進学している学生も、かなり帰省しているのを聞いた。

当然、2週間後には徳島でもかなりコロナは増えるだろうと思っていたが、予想を遥かに超えている。

やはり怖いなと実感したのは実質、県内の死者は65才以上の3人だが、いずれも入院当初は軽症だったということだ。容態の急変は驚くべき速さだ。

7月初めまでは感染の少ない県のひとつだったが…

6月頃までは県外の友人によく聞かれた。『岩手県もだけど、徳島は何故そんなにコロナ感染者が少ないの?』と。
確かに2月25日に1人目が出て以降、6月末まではわずか5人しかいなかった。

『まあ、過疎ってるからなあ。三密も少ないし、ナチュラルソーシャルディスタンスが取れているからな。きちんとマスクもしているし』などと返事をしたものだ。

ところがだ。あれよあれよという間に、いつの間にか感染者は30人を超え50人を超え100人を超え、29日現在、128人にも。瞬く間だった。
とりわけ8月はなんと1か月で100人を超えてしまった。四国では極端に少なかったのにもちろん、今は最も多い。

カラオケ店のクラスターで感染者急増

介護施設や阿南市のカラオケ店では大型クラスターが発生し、まだまた予断を許さない。
カラオケ店のクラスターは、カラオケ店の基準となるマスクもなし、マイクの消毒、交換もなしというから無防備この上なし。
当然ともいえるクラスターだ。
60代、70代が多いから極めて危険だろう。

死者についてはもう少し情報公開を

県はこれまで死亡した3人については65才以上で入院時軽症だったとしか発表していない。家族が情報公開を望んでいないためだ。家族の意思を尊重するのは当然だが、もう少し情報を出せないものかとは、思った。

何故なら糖尿病や心臓、腎臓などに基礎疾患のあるものは、感染者数の急増をひじょうに心配している。もし亡くなった方が何らかの基礎疾患があれば、同じような基礎疾患のある人には、さらなる注意喚起ができるのではないか。

県発表の基準を明確に定めるべき

感染者が立ち寄った場所、クラスターの発生した場所などを発表すべきか否か、県発表には確固たる基準がないことも指摘されている。法律に基づいてやはり必要なものは発表すべきだろう。以前、性風俗店を公表しなかったことは、いまだに解せない。

鳥取県はすでにこうした方針を条例で定めた。相手、当事者に尋ねてからでは、全く予防にならない。


もちろん手洗い、消毒、マスク着用、三密回避、ソーシャルディスタンスをとる…など、新型コロナウイルス感染を予防する基本的な生活習慣は厳守したい。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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