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相模ゴムが発表した『ニッポンのセックス2018』のデータ量が凄い

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日本人の性行動を知る意味のある深い調査だ

避妊具メーカーの大手、相模ゴム工業株式会社が現代人の性行動、性意識について大規模なデータを取り、その変化などを細かく研究、分析した『ニッポンのセックス2018』が凄い。

2013年に初めて発表したが、今回は5年ぶりに同様の調査を行い、比較している。
データは1万4100人にも及び、週刊誌などのライターが適当に書いたものと違い、日本人の本当のセックスの実態を豊富なデータが赤裸々に示している。
初体験年齢、体験人数、年齢別の回数などのデータ的なものから、性行動への意欲、敬遠する理由など、調査はかなり踏み込んだところまで。

 

微妙に変遷する日本人のセックス感も赤裸々に

またデータを見ることによって男女の同性愛者の割合なども示されている。
また5年前のデータとも、全て比較されており、時代によって微妙に変遷する日本人のセックス感も見えてくる。

調査対象は20〜60代で各都道府県300人。年代、男女は均等(事前調査29315人)ネット回答。

■初体験

まず初体験年齢は平均20.3才。若い年代ほど早く、20代男19.0才、女18.6才。全世代で女が早かった。年々、初体験は早くなっている。
初体験の相手と出会ったのはトップが同じ学校。SNS で知り合った相手が女は11%にもなっているのは時代か。

■回数/月

平均2.1回▽最多は20代で男 4.9回、 女 3.7回▽最少は60代で男1.1回、女0.7回▽パートナー以外にセックスの相手(浮気相手)がいるーは、男26.5%、女15.2%
浮気相手との回数の方が配偶者とよりも多いのが特徴。

■初体験年齢

早いトップ3は①沖縄19.68才②青森19.72才③福島19.72才
遅いのは①奈良20.98才②東京20.92才③静岡20.80才。我が徳島は19.98才で第7位だった。
東京が46位と遅いのが以外な結果。娯楽の少ない地方の方が早い傾向は、数字にはっきりと現れた。

■これまでの体験人数

平均は9.1人。最多は男50代の16.1人。女は40代で7.5人。60代女は僅か3.5人だった。各世代、男は女の約2倍となっている。
人数を見ただけでもやはり年配者は今の若い年代より恋愛回数が少なかったことが分かる。

■浮気

浮気率は高い順に①埼玉31.09%②京都25.63%③和歌山24.27%で埼玉がダントツ。逆に低いのは①鳥取14.88%②島根19.74%③三重16.94%だった。徳島は42位で17.27%
低いほどパートナーを大事にしている証明。
目を引いたのは長崎県は女の浮気率がワースト3だが、男はベスト1だった。

■ゴム使用率(相模ゴム調査なので大切)
ベスト3は①埼玉50.67%②山形50.33%③東京49.七37%
ワーストは①高知36.67%②沖縄37.00%③佐賀37.33%
徳島は37位40.00%だった。

20代男性の未経験率の高さが心配だ

まだまだ設問はあるが、ひとつ目を引いたのはセックスの対象を同性と答えた人は男5.4% 女7.6%いた。
5年前の同じ調査に比べ、男女平均0.5%増えた。

「セックスの経験がない」と回答したのは20代男で34.1%、女で20.9%もいた。5年前に比べると減ってはいるが、依然高い比率。20代男はたくさん経験しているものと両極化し、晩婚化に拍車をかけているのかもしれない。

いずれにせよひじょうに価値のある調査だと思う。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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