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AYA世代のがんは女性が78%を占め、子宮頸癌が最多。検診を!

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この数字は女性ならずともショックだった。特に娘がいる人は心配だろう。
なんと15才〜39才のガン患者は女性が78%を占めることが、国立がん研究センターなどの初の全国調査で分かったという。子宮頸癌が最多です。

AYA世代・15〜39才のがんは、なんと女性が78%も

国立がん研究センターと国立成育医療研究センターのまとめでは、2016、17年の2年間に、がんと診断されたのは約6万2千人。15~39才のいわゆるAYA(Adolescent and Young Adult=思春期と若い成人)世代では、女性が約78%も占めた。

調査対象は小児がん拠点病院15施設を含む、全国844の医療機関。
男女別では0〜14才の小児では、55%とやや男子が多いが、AYA世代になると女性が4万4946人と77.8%を占めた。

特に20才以上は年齢が上がるごとに女性の割合が増える傾向だ。

多かったのは子宮頚がんで、全体の40%を占める

そしてAYA世代の女性で多いのは早期の子宮頸(けい)がん。この世代のがんの40%も。

国は20才以上の女性に2年に1度の子宮頸がん検診を推奨しているが、受診率は16年調査で30〜40%程度と低い。

同世代の男性のがんは細かくは分析されていないが、胃がんや肺がんなどの一般的ながんが約45%を占め、次いで精巣がんなどの胚(はい)細胞腫瘍が多かった。

子宮頚がん検診を呼びかける京都府の啓発ポスター

子どもは白血病が最多、そして脳腫瘍、リンパ腫

小児のがんではやはり白血病が1403人で最多。脳腫瘍990人、リンパ腫424人と続いた。

小児がんは患者数が少なく、大人のがんとは違う専門性が求められる。例えば脳腫瘍だと2年間の患者数が1〜3例の病院が多かった。

このデータを見て分かったのは、やはり40才以下は女性は男性より何倍もがんに気をつけなければならないこと。
特に子宮頸がんが圧倒的に多いとなれば、確実に検診を行なって欲しい。

子どものがんは大人とは違った難しさがある。専門の子ども病院が各地にあればいいのだが、ひじょうに経営が難しい。
全国の機関病院で専門の医師を育てて欲しい。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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