EUはサマータイム廃止へ
サマータイム(夏時間)と聞くと、なんかヨーロッパ的な良い言葉の響きがあり、結構、憧れていた。サーカスのミスター・サマータイムを聴いた世代だし。しかし聞けば聞くほど、高緯度でもない日本で採用する必要は全く無いし、採用している国では相当、国民の健康を害していることが分かっているとか。
この2人のアタマの中がサマータイム?
この度、サマータイム先進国である欧州連合(EU)が、関係諸国の市民の圧倒的な反対で制度を廃止する方向に向かう意向を示したのは、極めて朗報。
EUは80%が反対か⁈健康損なう
EUでは3月の最終日曜から時計の針を1時間進め、10月の最後日曜に戻すサマータイム制度を採用。だが、省エネ効果が薄く、健康への悪影響も指摘され、廃止を求める声が高まっていた。このため先月8月半ばまでの約1カ月間、意見公募した結果、過去最大の460万件以上が回答。この8割以上がサマータイム廃止を支持したとみられるとか。
これでわずか2週間の酷暑オリンピックのために採用しろとやかましい森さんも、少しは理解できるだろうか。
森さんから安倍さん、そして忖度する官僚…こんな流れで決まってしまうんじゃないかと、実はまだヒヤヒヤしている。健康のために反対の声をあげよう。
導入すればサラリーマンは悲劇
どのくらい大変か。例えば2時間繰り上げたら9時始業の会社は7時始業。都会のサラリーマンは朝5時台に自宅を出ることに。それで2時間、早く終われかと言えば、日本のサラリーマンの習性から無理なのは皆さんご存知かと。
この結果、睡眠不足が続き、心身とも健康を損なう人が増えてくるのは間違いない。
テレビで主婦をインタビューし、「主人も早く帰宅でき、みんなで食事もできるからいいですね。早寝早起きで健康にも」と、言わせていたが、絶対、こんなことはないでしょう。
オリンピックの競技時間だけ、2時間、繰り上げればいい。
もりもと なおき