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PCR検査や治療さえなく、全国で11人がコロナで孤独死の悲惨

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新型コロナウイルスのPCR検査で陽性となっても、病院に収容先がなく、自宅で様子を見るように言われる感染者が激増している。また検査されず自宅で重症化する人もかなりに上るのではと心配していたが、医療崩壊の陰でとんでもないことが起こっているようだ。

医師と検視の訓練をする警察官

変死=孤独死を検視の結果、コロナ感染判明も

感染〜肺炎〜重症化するまで極めて早く推移する人が多いことを考えたら、PCR検査もされず、自宅で人知れず苦しみながら亡くなっていく人は、これからかなり出てくるかも知れない。

このほど警視庁が、路上や自宅などで容体が急変して死亡し、変死として扱った事案に死後、新型コロナウイルスへの感染が判明するケースが、相次いでいる。

これまで路上で行き倒れていた60代の男性や、自宅でひとりで療養中に亡くなった人のうち、合わせて6人がコロナウイルスに感染していたことが、死後のPCR検査で確認された。なんとわずかこの1か月のことだ。

行き倒れの男性は救急隊員に胸が苦しいと訴えたため、死後PCR検査をしたところ、コロナ感染が確認された。

ウイルス検査や治療もなく、全国で11人が孤独死

警察は全国どこでも、見取りなくひとりで亡くなったケースは病気療養中でも変死とし、検視が義務付けられている。警視庁が検視した人はいずれの人も保健所へ相談もされていなかったり、十分な治療も受けていなかったようだ。

遺体に手を合わせる女性検視官
(本文とは関係ありません)

警察庁の調べでは、こうしたケースは全国ですでに11人に上っているという。早い時期にPCR検査ができていたら、少なくとも治療は受けることができた。PCR検査の重要性を改めて示していると言えるだろう。

そしてこうした患者を扱う救急隊員や、遺体を検視する警察官も、感染する恐れと隣り合わせだ。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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