UFOの存在を信じ、ワクワクした世代もある
われわれ世代はUFOの存在を信じている人が結構、多い。矢追純一さんという有名なUFO研究家がテレビに引っ張りダコの時代だったから、その影響は大きい。

UFOと思われる写真も流行った。矢追さんが真贋についてテレビで説明していたが、灰皿を空中に投げ、下から写真を撮っただけみたいないい加減なものも多かった。
アメリカ軍やNASAが撮影した未確認飛行物体(UFO)の写真はたくさんあるが、実は日本の自衛隊の撮影したものは1枚もない。
目撃していないのか、それとも撮影をしなかったのか。

自衛隊はUFOを目撃したら撮影するように…と、河野前防衛大臣
そんな訳で河野太郎防衛大臣(16日退任)は、退任直前、自衛隊員が未確認飛行物体などを確認した場合は、写真撮影や情報の分析に当たるよう指示した。
自衛隊のトップがこうした指示を出したのは河野太郎氏が初めてとか。さすが河野太郎だ。
これは実は大真面目な話しなのだ。唐突のようだが、米国防総省が今年4月、"謎の空中現象"の映像を公開したことを受け、河野氏が自衛隊としても対応する方針を示していた。

他国の宇宙開発に伴う正体不明飛行物体への警戒感
河野氏がいうと突飛なようだが、何も宇宙人の乗った円盤のことだけを指しているのではない。
各国が宇宙での人工衛星の活動を活発化させているほか、無人の偵察機や新型兵器の開発などを進めている。
そんな理由で防衛省も正体不明の物体への警戒を強めているからだ。
子どもの頃はUFOに一時的に誘拐された人の"実体験"の話なども少年誌を飾った。私はもちろん、信じていた。
今後、自衛隊がどんな未確認飛行物体の写真を撮るか楽しみだが、直ぐに公開してくれるんだろうか。
もりもとなおき